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いるのいないの//京極夏彦

いるの いないの (怪談えほん3)

いるの いないの (怪談えほん3)


京極夏彦の800文字の怪談。
絵本と侮る事なかれ。
怖いです。
ネタバレになるので、いえないけれど、怪談絵本という看板に偽りなし。
猫好きな人にもおすすめです。

日本の民家(古民家)がもっている、『怖いもの』との親密さを改めて実感。
じいちゃんばあちゃんの家って、(古民家では無かったけれど)なんだか怖かった。
自宅にはない仏壇とか納戸とか、ぽっとん便所とか・・・。

いるか、いないか、と考えれば・・・「いても不思議ではない」感じ。
見えないから、いないかと言えば、ふとした瞬間になにかに見えてしまうことも・・・。

想像力とか、感受性とか、共感とか、許容力とか、いろいろ考えさせられました。