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手作りと、読書と、あれこれ・・・

ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算


 待ってましたの、古典部シリーズ。
 初めのうちは、文庫版で読んでいましたが、最近はもう待ちきれません。


 そうこういっているうちに、奉太郎たちも二年生か・・・。
 新入部員を無事獲得し、正式入部を待つばかりだったのに、彼女は突然入部を拒否。
 その真相を、奉太郎は、マラソン大会の競技中につかもうという・・・。


 省エネの彼にしちゃあ、ずいぶんな進歩だと思う。
 20?の中で、いままでのことを思い出し、かつ、関係者にインタビューし・・・。


 あぁ、青春だなぁと思うのです。


 高校時代って、なんか特別。
 中学生はがきだし、大学生だとある程度ポジションが決まっていたりするけれど、高校時代はまだ開発途中というか、自分から見た自分と、他人から思われているだろう自分と、なりたい自分と、何だかいろいろな「自分」が混在していて、実に小難しい。


 でも、古典部の面々の、たくさんの「自分」を実に美しく生き生き描き出している、「米澤さんは高校生?」。

 現役の高校生にも読んで欲しいけれど、世俗にまみれた大人にとっては、「あの頃って、思い出せばキラキラしているかもしれないけれど、けっこう当時はたいへんだったのだぁ」なんて、懐かしんでしまうタイムマシーンになるかも。


 競歩遠足をいかに楽に済ませるかを、先輩にレクチャーしてもらったなぁとか、学祭の出し物で激しく口論したっけなぁとか、昔々を思い出してしまいました。