魔法使いの弟子たち
- 作者: 井上夢人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/04/02
- メディア: 単行本
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久しぶりの井上夢人。
岡嶋二人時代から、ぽちぽち読んでいます。
文章が丁寧で、イメージが作りやすいので好きです。
今回はミステリ?SF?
主人公たちが、感染症から生き残ってみればものすごい超能力が身についていた・・・。
もう超能力というより、まさに魔法。
なんとかフォー(♪ラリフォー、ラリーフォー、らりるれろ〜)よりもすごい。
でも欲しくて手に入れたわけではない能力、
あまりにも大きな犠牲の上に、自分に降ってわいた魔法の力。
戸惑いや、悲壮感、ってのは当然だと思う。
突然、普通じゃない人、になってしまったのだから。
その能力が発現されるにつれ、周り(マスコミ、世間一般)の対応が変わるのだけれど、
彼らを感染症から救い、その後のフォローをしていた医療関係者のみなさんが、
非常に冷静に、彼らを彼らそのものとして接しているのが、とっても良かった。
どんな力があろうと、どんな力がなかろうと、
その人は、その人、という力強い信念が感じられた。
えーと、何故、魔法使いではなく、魔法使いの弟子なのかな。
他に、魔法使いがいるってこと?
このあたりが、まだ読解力の不足を感じるところです。