宮部みゆきの時代物は、やっぱり良いなぁ。
何というか安心できる。
あんじゅうは、表紙に出ている真っ黒い奴。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/07
- メディア: ハードカバー
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ある事情で、怪異な物語を百編、集めることになった三島屋のおちかさんと、その周りに人物が、本当にいい人で・・・。
最後には、何だかすばらしいチームが結成されたようで、おちかさんよかったね、と心から思ってしまう。
- 作者: 宮部みゆき,小泉英里砂
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/07/30
- メディア: 単行本
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本作が「おそろし」につづく、三島屋シリーズの2作目だが、百物語になるなら、まだまだたくさん読めるわけで、非常に楽しみなシリーズの一つになった。
小暮写真館も、よかったけれど、こちらも味わい深い。
時代物は、その背景や心情を慮る分、難しく感じてしまうことが多いが、宮部さんの時代物は、説明くさいわけでもなく、時代特有の生活感がきちんと書かれているように思う。
厚い本だけれど、気にならない。むしろもっと読みたい。
また、文芸書には珍しいと思うけれど、イラストというより挿絵がたくさん入っている。
南伸坊さんの書くところの、それぞれのキャラクターは、とってもナイス。
なるべく間を開けずに、次作が読めますように願っております。
ところで、あんじゅうオリジナルグッズの、リュック。
とってもかわいいんですけど。