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手作りと、読書と、あれこれ・・・

本の紹介だけ

最近アップをサボっていたのでたまってしまいました。

岸辺の旅

岸辺の旅


 消えてしまった夫が突然帰ってきた。そして、ふたりは旅に出る。
 何とも静かなトーンの物語。どの登場人物も、静かに日々を過ごしている感じ。どこか、霞がかった景色のような・・・。表紙の写真のせいかしら。荒涼とした、でも静かで穏やかな草原(というより草っぱら)を歩く二人が見えるような・・・。




光媒の花

光媒の花


 一気の読んでしまった。主人公が、リレーされていく6つの短編。もちろん最後もぐるっと回って最初につながっている。
 でも、そんな仕掛けはともかく、一編一編がちょっと悲しくて切なくて、でも最終的には、光があるようになっている良い短編集だった。




初陣 隠蔽捜査〈3.5〉

初陣 隠蔽捜査〈3.5〉


 同期のふたりのやりとりがおもしろい、隠蔽捜査シリーズのスピンオフ。だから3.5なんですねぇ。
 本編では語られなかった、あのときのやりとりをのぞき見ることができます。
それにしても、竜崎さんに頼りすぎ。




神の手(上)

神の手(上)


神の手(下)

神の手(下)


 安楽死をめぐる、いろいろ。
 安楽死賛成派と反対派の戦いっていっちゃえばそれまでだけれど、いかに自分たちの言い分を世間に納得させるか、或いはこっちのものにするかの手法が、とってもリアル。いまでも実際にやっていそうなこと。マスコミによるキャンペーン、討論番組、リーク、スパイ行為・・・。
 とてもたくさんの人が出てくるせいか、自分の立ち位置が見つけられず感情移入ができないままラストまで行ってしまった。何か物足りなさが残ってしまった。





 ようやく高一の夏休みまで話が進んだけど、ますます、敵か味方かわからなくなってきた。
 泉水子ちゃんだけがなぜかとっても幼稚で、高一とは思えない(周りがしっかりしすぎているって言うこともあるんだけど)。
 宗田姉弟の秘密やら、渦巻く陰謀やら、ちょっぴり恋の予感とか・・・。
 なかなか時間が進まないのは、泉水子ちゃんの成長ぶりに関係があるのかなぁ。逆に、わたしが当たり前だと思っていることを、新鮮に感じる泉水子ちゃんを通して、「それが若さなのかなぁ」なんて思ったり・・・。




ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ


 ぼくの住む街にペンギンが現れた。
いろいろなことを研究し、ノートに書き留めているアオヤマくん。彼が通院する歯科医院のお姉さんはなんだか不思議な人で、もちろん研究対象になっている。同級生とのやりとり、お姉さんとの会話など、とっても気持ちの良いテンポで話が進む。思慮深く冷静で、たぶん日本一しっかりしている小学四年生の生活がとっても楽しい。




緑金書房午睡譚

緑金書房午睡譚


 桜井京介やドラゴンシリーズとは違って、どこかのんびりとした感じ。秘密のありそうな古書店店長緑郎と、居候の比奈子。本にまつわるお話と、家族の秘密もなんだかありそうで・・・。
 ミステリー?ファンタジーかなぁ。





 年間15件もの不可能犯罪が起こる街、蝦蟇暮市を舞台に、人気作家の競演。
 一番すきなのは、やっぱり米澤穂信さん。
 あのひとは、きっとさよなら妖精に出ていた人だと思う。
 アンソロジーは、なかなか気が合う人が少ないのだけれどこのシリーズは前作も含め、もっとこの作者の作品を読んでみたいと思わせるものが多かった。まぁ、中には無理のある設定もないことはないけれど、どれもこれも楽しく読めた。