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1Q84 book3 村上春樹

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3


 ようやく読み終えました。これは、何部作になるんだろう、まだまだ続きそうだけれど、このままではbook4は1Q85になってしまうから、これで終わりかなぁ。
 なぜ、村上春樹は、人気があるんでしょう。自分としては、もっともっと好きな作家さんがいるし、これがハルキだって言うものも特に感じられない。だけど新作が出れば読んでしまうし、読めば、「ああ良いなぁ」と、思う。文章が上手いとか、構成が良いとか、いろいろあると思うけれど、それも特別とは感じられない。でも、手に取ってしまうのは不思議。

 やっぱりハルキだよね、と思う明確な理由って何だろうなぁ。

 先日、研究者の方のお話を聞く機会がありました。研究テーマとしての文学ってたいへんだなぁと思った次第。「おもしろかった。」の理由を上手く説明することができないから。
 たとえば、ハルキの文学として優れている点をなんとかデータ化して、それを電脳作家に入力したら同じレベルのが書けるようになるとは思えない。たとえば、句読点の一つだけでもハルキらしさが現れているのかもしれない、なんてね。